シー・ズーは中国、王侯貴族の守り神!「獅子」の名を持つシー・ズーの飼い方


中国が原産の小型犬、シー・ズーは日本でも人気犬種のひとつですが、あの愛くるしい見た目とは裏腹に、なんと中国では古くから王侯貴族の守り神として大切にされてきたのです。

今回はそんな不思議な魅力たっぷりのシー・ズーの歴史から飼育の仕方まで、沢山の情報をお届けします。

シー・ズーに興味のある方はもちろん、どんなワンちゃんを飼おうか悩まれている方にも必見な情報ですので是非ご覧ください。

シー・ズーの歴史と特徴

シー・ズーの歴史

シー・ズーは中国が原産の犬で、ラサアプソとペキニーズを交配して作出された犬種とされています。
どちらの犬も現存する犬種で、どちらも神の使いとされていました。

シー・ズーは19世紀頃に誕生したと推定されており、シー・ズーの名前の由来は中国語で「獅子」の意味を持ち、古くから王侯貴族の守り神として大切に飼われてきました。

日本には1963年頃に入ってきたとされています。

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シー・ズーの体型

シー・ズーは小型犬の割にはしっかりとした頑丈な体型が特徴ともいえます。

体高は20~30㎝程で体重は5~8kg前後と、小型犬の中では比較的大きめな犬種となります。

頭が大きく、鼻が短い短吻種(たんふんしゅ)と呼ばれる種類の為、呼吸器系が弱い傾向がありますのでその点は注意が必要になります。

シー・ズーの被毛の特徴

シー・ズーは長毛のダブルコートで、下毛が特に厚い犬種の為、日本の高温多湿の気候には弱い犬種です。
しかし、その毛量の多さの割には抜け毛が比較的少ない事もこの犬種の特徴でもあります。

毛色はゴールド、ブラック、ブルー、ホワイト、シャンパンなどの単色や、ホワイトがベースになりこれらの色が斑になるパーティーカラーなど、あらゆる毛色が公認されています。
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シー・ズーの性格

シー・ズーは遊びが大好きで活発な犬種ですが、その反面穏やかで落ち着いた面もあり、比較的飼いやすい犬種と言えるでしょう。
また、人や他の犬にも友好的な犬種でもあります。

しかし一方、保守的でプライドの高い一面もありますのでしっかりとしたしつけを行わないといけない犬種でもあります。

シー・ズーを迎え入れる準備

シー・ズーは室内で飼育しましょう

シー・ズーをこれから飼育しようと考えている方の中には、室内と室外どちらで飼育するか迷っている方もいるかと思いますが、シー・ズーは絶対に室内で飼育しましょう。

前述したように、被毛の特徴からも日本の高温多湿に弱い事もありますし、被毛のお手入れも大変になってきます。
迎え入れる前に必ず室内の飼育環境を整えましょう。

ケージとクレートは必ず用意しましょう

飼育するにあたり最低限用意するものは様々ありますが、まずはケージとクレートを用意しましょう。

ケージは普段生活をするスペースとなります。ケージはしつけの観点からも絶対に必要になります。
大きさは小型犬ですので小さいもので十分です。

次にクレートですが、クレートとは動物病院などに連れていくなどの移動用の入れ物になります。
クレートもケージと同様、しつけにもとっても重要なものになりますので必ず用意しましょう。

大きさは小さいもので十分です。狭いと可哀そうという理由から、大きめの物を用意する飼い主様がいますが、犬は狭い所の方が安心できるため大きすぎるものは逆にかわいそうです。
体のサイズに合ったものを選びましょう。

ご飯の回数と量

ご飯の回数ですが、まず子犬のうちは消化器官が未発達の為、1日3回に分けて与えるようにしましょう。

しっかりと体が出来てきたら朝、晩の1日2回が一般的になります。

ご飯の量はフードの種類によって異なりますので注意が必要です。
一般的にはフードのパッケージの裏面に体重と量の目安が書いてありますので、そちらを参考にしてください。

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適量のオヤツはしつけに効果的

オヤツについてですが、適量であればしつけにも効果的ですので与える事は問題ありません。

ただし、近年食物アレルギーのある犬も多くなってきている為オヤツを与えたことで便の状態が悪くなったり、体調不良が疑われる場合は直ちにオヤツを与える事を中止し獣医師に相談しましょう。

特にそういった問題がない場合は適量であれば問題ありません。

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シー・ズーのしつけ方法

子犬のうちから様々な環境に慣れさせよう

子犬のうちは様々な刺激から守ってあげたくなるのが飼い主様だと思います。
しかし、実は様々な刺激に適度に触れ合わせていく事が今後のしつけに大きな影響を与えるのです。

例えば車の音など、大きな音を聞かせるとビックリしてしまってかわいそうだからという理由であまり騒がしい所へは行かせない方がいいと考えられる飼い主様も多くいらっしゃいますが、実は子犬のうちからある程度騒がしい環境は連れて行ってあげた方がいいのです。

子犬の頃に刺激を避けてきた犬は、成犬になってからも刺激に敏感になってしまいます。
その為お散歩デビュー前の子犬の頃から抱っこで色々な所にお出かけする事をオススメします。

ケージの中で飼育しましょう

せっかく迎え入れた愛犬ですので、少しでも沢山触れ合っていたいと思いますが、まずはメリハリをしっかりと持たせるためにも、基本はケージ内で飼育しましょう。

ケージ内で飼育をする事でトイレのしつけもしやすいですし、生活にメリハリもできる為ワガママな犬になる事を防止する事も出来ます。

初めからフリーで飼育してしまうと中々トイレを覚えないだけではなく、ワガママな犬に育ち飼い主様に反抗するようになってしまいますのでオススメしません。

トイレの教え方

室内で飼育するにあたり絶対に必要になるのがトイレのしつけです。

トイレのしつけが出来ていないと飼い主様に直接ストレスになる事ですので子犬のうちからしっかりと教えてあげましょう。

まずトイレの設置場所ですが、ケージ内に設置してください。
ケージ内にベッドなどのフカフカしたものがある場合は取り除いた方が早くトイレを学習させることができるので取り除くことをオススメします。

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あとはとにかくトイレ上でできた時に沢山褒めてあげるだけです。

失敗しても叱る事は禁物です。叱ってしまう事で飼い主様から隠れてトイレをするようになり、粗相を招くので絶対にやめましょう。

クレートを上手に使いこなしましょう

愛犬の移動用に用意したクレートですが、実はしつけにも役に立つ道具なのです。

まず、愛犬が甘噛みしてきた時や吠えている時、初めは叱っただけでは中々止める事が出来ないと思います。
エスカレートしてくると犬は激しく動き回りどんどん興奮してしまいます。

その為、動き回る事が出来ないクレートに入れてしまう事が実は効果的なのです。
ここでのポイントはケージではなくクレートという事です。
ケージでは動き回る事が出来るためあまり効果がありません。

是非試してみてください。

他の犬に慣れさせましょう

基本的にシー・ズーは他の犬にもとても友好的な犬種ですが、中には苦手な犬もいます。

最近ではドッグランなどの施設も沢山増えてきたため、様々な犬と簡単に触れ合わせることが出来ますがここで注意しなくてはならない事はトラウマを作らない事です。

いきなり積極的すぎる犬や大きな犬と触れ合わせることで犬と触れ合う事に抵抗が出来てしまう事も多々あります。
最初は相手の飼い主様に挨拶をしながら、少シー・ズーと距離を縮めていきましょう。

また、子犬のうちはしつけ教室などで行われているパピーパーティーに参加する事をオススメします。

パピーパーティーとは?

パピーパーティーとは同じ月齢位の子犬同士を遊ばせる事を目的としたイベントで、子犬たちはじゃれ遊びながら犬との触れ合い方や挨拶の仕方などを学習していきます。

いきなり成犬と遊ばせる事で嫌な経験をさせてしまう事があるので、お近くでパピーパーティーを開催している場所があれば是非参加してみてください。

シー・ズーとの上手な付き合い方

上手な散歩の仕方

飼い主様のお悩みで特に多いのがお散歩時のお悩みです。

中でも「犬がグイグイ引っ張る」はとても多いお悩みです。
その様にならない為には子犬の時からの飼い主様の意識がとても大事になってくるので覚えておきましょう。

まず犬が引っ張るという事はリードを緩く持ちすぎているという事です。

子犬のうちからであればリードを常に短く持ち、飼い主の横を歩かせるように意識するだけでも上手にお散歩できるようになります。

リードを短く持つことで思わぬ事故を防ぐことにもなりますので必ず短く持ちましょう。

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沢山の指示を教えましょう

まず、最低限教えてほしい指示は「オスワリ」「フセ」「マテ」の3つです。

この3つは日常生活の中でもとても有効な指示になるのでまず初めに教えましょう。

また多くの飼い主様が教える「お手」「おかわり」も教える事はとてもいいことなのです。

お手やおかわりなどの芸は一見日常生活に役に立たないと思われがちですが、犬は最初から人間の言葉でコミュニケーションが出来ない為沢山の言葉(指示)を教えてあげる事で、しっかりとコミュニケーションが取れるようになるのです。

沢山のコミュニケーションが取れるようになると、飼い主と愛犬の関係性は一段と良くなる事間違いなしです。

シー・ズーのお手入れ方法

定期的にシャンプーをしてあげましょう

清潔を保つためには定期的にシャンプーをしてあげる事が必要となります。

理想は2~3週間に1度のシャンプーですが、予防接種後や投薬後は控えた方がいい場合がありますので、その場合は獣医師と相談し判断してください。

また、あまりに頻繁にシャンプーを行う事で乾燥肌などのトラブルを招く事もありますので、皮膚の状態に十分注意しながら行いましょう。
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シー・ズーのブラッシングは毎日行いましょう

シー・ズーは長毛のダブルコートの割には抜け毛が少ないとされていますが、毛が長い為とても絡みやすく汚れやすいです。

絡まった毛をそのままにしておくことは衛生上良くない事ですので、必ず毎日ブラッシングしてあげましょう。

シー・ズーのトリミング

日本の高温多湿の気候に弱いシー・ズーは、夏にサマーカットをする場合が多くあります。

シー・ズーの毛はそのままにしておくとどんどん伸び続け、ブラッシングを少しでも怠けるとすぐに毛玉になってしまう為、1ヵ月に1度のトリミングをオススメします。

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シー・ズーが気をつけたい病気とケガ

短頭種気道症候群

短頭種は他の犬種に比べ、頭蓋骨が丸い為鼻孔や鼻腔が狭い事により空気を吸う時に気道に圧力がかかり呼吸しづらくなってしまいます。

症状は寝ている時のうるさいいびきと興奮時のブタのような呼吸音が特徴です。
ひどくなると体温の発散がうまくできない事による高体温なども起こってきます。

治療方法は外科手術になります。
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外耳炎

耳の中で細菌が繁殖して炎症してしまう病気で、シー・ズーの様に耳が垂れている犬種に多くみられます。特に夏場は耳の中が蒸れやすいので特に注意が必要です。

こまめに耳掃除をしてあげる事が予防になるので日頃から耳掃除をしてあげましょう。

耳をかゆがる場合や、耳の中が臭い場合はすぐに獣医師に相談してください。

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角膜炎

眼球にゴミが入ってしまった事で目をこすり眼球を傷つけてしまったり、シャンプー液の刺激や犬同士の喧嘩などでも起こります。

予防法は角膜を傷つける原因を取り除いてあげる事です。
シー・ズーの場合は目にかかる毛を切ってあげましょう。

また、爪が伸びている場合も角膜を傷つけてしまう原因になりますので短く切ってあげましょう。

目をしきりに気にしている場合は早急に獣医師に相談しましょう。

気管虚脱

気管虚脱とは筒状になっている気管が変形して、呼吸困難を引き起こす病気で、遺伝や肥満、老化が原因です。

気管は一度つぶれてしまうと元に戻らないので、子犬の頃から気を付ける必要があります。

首輪をきつく締めすぎない事や、引っ張り癖をつけさせない事で予防できます。

まとめ

日本でも人気犬種の一つのシー・ズーですが、原産国の中国では王侯貴族の守り神「獅子」として大切に飼われてきた神聖な犬種です。

現在でも人気の理由として、飼育しやすい犬種という事があります。
また、トリミング次第で全く違った容姿になる事も愛好家の楽しみの一つではないでしょうか。

人や他の犬にもとても友好的なシー・ズーは多頭飼いや子供がいる家庭での飼育にも適していますが、シー・ズー特有の気をつけなければならない事もあります。

中でも短頭種特有の病気や熱中症には十分に気を付けてあげましょう。
一歩間違えると命に直接かかわる事ですので、夏場の温度管理や運動には十分に注意が必要です。

しっかりとシー・ズーの特性を理解したうえで飼育すればきっと素晴らしいパートナーになる事間違いなしの犬種ですのでこれから検討されている方は是非シー・ズーを迎え入れてみてください。

(コラム:現役ドックトレーナー ヤマさん)

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