ジャック・ラッセル・テリアは小さな体でも運動神経抜群!ジャック・ラッセル・テリアの飼育の仕方


小さくて愛らしいジャック・ラッセル・テリアは近年人気が高まっている犬種です。狩猟犬として生まれたため、その小さい見た目によらず体力があり運動神経も抜群です!

今回はそんなジャック・ラッセル・テリアの歴史から飼育方法、気をつけたい病気まで飼育の参考になる情報をお届けします。

すでにジャック・ラッセル・テリアを飼っている方も、これから飼う事を検討している方も是非参考にしてください。

ジャック・ラッセル・テリアってどんな犬?

ジャック・ラッセル・テリアの歴史

ジャック・ラッセル・テリアとはイギリス原産の小型犬で、19世紀の中頃にイギリス・デボン州に実在した牧師、ジョン・ラッセルによって作り出されました。

ジョン・ラッセル牧師はイギリスケンネルクラブの創立メンバーの一人でもありました。
キツネ狩りを愛好したジョン・ラッセル牧師は、優秀な猟犬を作る為にフォックス・テリアをベースに、ビーグル、ボーダー・テリアなどと交配しました。

そしてキツネの巣穴に潜った際にもひるまない様に、強い気質を持つブル・テリアなどを交配した事でジャック・ラッセル・テリアは見かけに反して気性の荒い面を持つようになったのです。

ジャック・ラッセル・テリアの体型

ジャック・ラッセル・テリアは体高よりも体長がわずかに長く、筋肉質で細身な事が特徴です。

耳には垂れ耳と半直立耳の2種類があります。
キツネ猟で活躍していたジャック・ラッセル・テリアは獲物を追いかける際に尻尾が邪魔にならない様に断尾されていた事から、現在でも断尾される事が多いです。

JKCが定める理想体高は25㎝~30㎝となっており、理想体重は体高5㎝につき1kg相当としていますので体高25㎝の場合は5kg、体高30㎝の場合は約6kgという事になります。

ジャック・ラッセル・テリアの毛並み

ジャック・ラッセル・テリアは「公認された雑種」とも言われるほどで毛質も様々な犬種です。

種類としてはスムース、ブロークン、ラフの3種類があり、全体の割合はスムースが35%程、ブロークンが45%程、ラフが20%程とされています。
スムースは数ミリ~1㎝位の短毛が均等な長さで全体を覆っているタイプ、ラフは毛量の多い長毛で全身を覆われているタイプ、ブロークンは長い毛と短い毛の両方が混ざって生えているタイプになります。

毛色はホワイト&タン、トライ、ホワイト&ブラック、ホワイトの4種類とされています。

ジャック・ラッセル・テリアの性格

ジャック・ラッセル・テリアは好奇心がとても旺盛で、やんちゃな性格をしている犬種と言えます。

元々は猟犬だったという事から想像できるように、運動能力は高く遊んでいる時などに興奮状態になってしまいやすい事も特徴の一つです。

飼い主様にはとても従順な犬種ですので屋外で一緒に遊んだりする事も大好きな犬種です。
また、自分よりも大きな犬にも立ち向かっていく勇敢な一面もありますが、時にはユニークな行動などで飼い主様を笑わせてくれるなど様々な面がありとても魅了されますよ。

ジャック・ラッセル・テリアを迎え入れる準備をしましょう

室内での飼育がオススメな犬種です

ジャック・ラッセル・テリアは屋外での飼育も不可能ではないですが、出来る限り室内での飼育をオススメします。

ジャック・ラッセル・テリアはその特性から、とにかく動くものに対して敏感に反応しますので屋外での飼育の場合常に色々な物に反応し無駄吠えなどに悩まされる事もあります。

もちろん室内での飼育でもしつけを行わなければ同じことですが、常に同じ空間で生活をする室内飼育の方がしつけも行いやすいですし、汚れも最小限で済みますのでお手入れも簡単です。

家族に迎え入れる事を検討している方は室内で飼育できる環境を整えてからにする事をオススメします。

クレートの用意は必須です

ジャック・ラッセル・テリアはとにかく活発で、興奮しやすい性質があります。

その為お家の中でも遊んでいる最中などに興奮しすぎてしまって中々落ち着かせることが難しくなってしまう事が多々あります。

そんな時には「クレート」が役立ちますので必ず用意するようにしましょう。
「クレート」とはプラスチック製の犬を入れる物で、動物病院やお出かけの際に一時的に入れておく物になります。

興奮状態になったジャック・ラッセル・テリアを落ち着かせるには「クレート」に入れてしまう事が一番です。

オヤツの与え方

オヤツに関しては与えるか、与えないかは飼い主様の自由で必ず与えなくてはいけない物ではありません。

ですが、上手に利用する事でしつけに大きく役立ちますのでアレルギーなどの疾患がない場合は適量与える事をオススメします。

オヤツにも沢山の種類がありますので飼い主様はどれを与えたらいいのか迷ってしまうと思いますが、できるだけ「細かくできるタイプ」のオヤツがいいでしょう。

オヤツの与えすぎは肥満の原因にもなりますので細かくちぎって与えていく事がベストです。

ジャック・ラッセル・テリアのしつけ方

子犬の頃の経験が性格を左右します

ペットショップやブリーダーなどから迎えたジャック・ラッセル・テリアの子犬はワクチンプログラムが終了していません。

獣医師によっては混合ワクチンが終了するまでは外に連れ出さない様にという場合もありますが、今後の性格形成の面から言いますと混合ワクチンが終了する前から抱っこでのお散歩をする事をオススメします。

何故かと言いますと混合ワクチンが全て終了したころにはある程度の性格が形成されてしまっており、それまで外の環境を知らない子犬たちは外の環境に対して臆病になってしまう事が多いのです。

ですから性格形成を重視したい飼い主様は積極的に抱っこ散歩を行いましょう。

室内での飼育にはトイレトレーニングが必須です

室内で飼育する場合、トイレがしっかりできないと飼い主様にとっては大きなストレスとなります。

トイレトレーニングは家族として迎え入れたその日から行う事が出来るトレーニングです。
家族に迎ええ入れたばかりの可愛い子犬の時期は、ケージから出して出来るだけスキンシップをとりたいかと思いますが、それは粗相をさせてしまうリスクを大きくしてしまう事になってしまいます。

その為、基本的にはトイレを設置したケージ内で生活をさせるようにして、遊ぶ時だけケージ外に出すようにしましょう。

この時ポイントになるのが「遊ぶ時間は短時間」という事です。
あまり長時間の遊びになってしまうと遊んでいる間に粗相をしてしまいます。

犬は運動すると排泄したくなるのでその事を踏まえて短時間遊んだらすぐにケージ内のトイレに連れて行ってあげましょう。

あとは成功を褒めてあげるだけです。

興奮の抑え方

ジャック・ラッセル・テリアは犬種の特性上とても興奮しやすい犬種です。

その為子犬の頃から興奮を抑えられる様にしっかりとしつけを行わないと、成犬になった際に全くコントロールのきかない犬になってしまいます。

子犬のジャック・ラッセル・テリアはオモチャなどで遊んでいる時にいきなり興奮状態になってしまう事も多々あるでしょう。

そんな時は飼い主様が「ダメ」と叱ってもダメな事が多いと思います。
かえって飼い主の叱りに対して逆に興奮がエスカレートしてしまう事も多いのです。

そんな時はまず「動きを制限」する事が大事になります。
前述しました「クレート」に入れてしまう事で動きが最小限になりますのでフリーの状態よりも落ち着かせやすくなります。

それと同時に、興奮しすぎると入れられてしまうという事で犬からするとデメリットになりますので繰り返していると徐々にコントロールできるようになってきます。

ジャック・ラッセル・テリアのストレスを発散させよう

ストレスを発散させる事の必要性

ジャック・ラッセル・テリアは運動量がとても豊富な犬種ですので、ストレスがうまく発散できずにため込んでしまうと問題行動に繋がってしまう事も多いのです。

上手にストレスを発散する事が出来れば問題行動もなく落ち着く事も出来ますので室内飼育の場合は特に注意が必要です。

散歩でストレスを発散

代表的なストレスの発散方法と言えば皆さん散歩を思い浮かべるでしょう。

毎日、朝晩2回の散歩をじっくり行う事で運動不足の解消にもなります。

お散歩の中で安全な場所などで走る事などができれば尚ストレスの発散にはいいですが中々そういった場所はないのが現実です。

雨などでお散歩に行けない日もありますので散歩だけでは十分に発散させることは正直難しいです。

ドッグランでストレス発散

ドッグランとは犬同士をリードなしで遊ばせることができる施設で、近年色々な場所に沢山出来ています。

リードがない為思いっきり走り回る事が出来るので、かなりのストレスを発散する事が出来るので近くにドッグランがある場合は利用してみましょう。

しかしドッグランを利用するにはしっかりと愛犬をコントロールする必要があり、それができないと事故やトラブルになってしまう事が多くあります。
その事はしっかりと踏まえて利用してください。

コミュニケーションでストレスを発散

これは一番オススメの方法で飼い主様とのコミュニケーションでストレスを発散させるという事です。

実は犬のストレスは運動不足よりもコミュニケーション不足によることの方が多い為、沢山運動させる事よりもこの方が効果のある場合が多いです。

コミュニケーションとは話しかけるとかいう事ではなく、沢山の指示(コマンド)を教える事を指します。

日常的な「オスワリ」「フセ」などではなく「お手」「おかわり」の様な芸を沢山増やしてあげる事でしっかりとコミュニケーションが取れるようになるのです。

ジャック・ラッセル・テリアのお手入れ方法

シャンプーの頻度

室内で飼育しているジャック・ラッセル・テリアはあまり汚れが目立つこともないとは思いますが、2週間~3週間に1度位はシャンプーをしてあげましょう。
→デリケートな犬の皮膚や被毛のトラブルにおすすめなヨロチコシャンプー

清潔を保つことが皮膚などの健康維持に繋がります。

また、ワクチン接種後や投薬後の場合はシャンプーを控えた方がいい時がありますのでそういった場合には獣医師に相談しましょう。

ブラッシングもこまめに行いましょう

ジャック・ラッセル・テリアは被毛の種類にもよりますが、極力毎日ブラッシングしてあげましょう。

毎日行う事により短時間で済みますので、あまり労力も使いません。
ブラッシングを怠けてしまい毛玉になってしまうと余計に大変になってしまいますのでブラッシングは習慣にしましょう。

こまめなブラッシングは毛艶を良くするだけではなく皮膚の健康維持にもつながります。

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ジャック・ラッセル・テリアが気をつけたい病気やケガ

膝蓋骨脱臼(パテラ)

後ろ足の膝のお皿の骨が脱臼してしまう病気で、小型犬がなりやすい病気の一つになります。

後ろ足を引きずっていたり、足を触られるのを嫌がったりした場合は要注意ですので、すぐに病院に行きましょう。

薬やサプリメントで症状を軽減させる方法か、手術をして治す方法があります。

足に負担をかけない事が一番の予防になりますので、床が滑らない様にカーペットなどを敷いてあげるなどの対策を行ってあげましょう。
また、高い所からのジャンプは絶対にダメです。

体重管理にも十分注意してあげてください。

レッグ・ペルテス病

レッグ・ペルテス病は、大腿骨頭への血行が阻害され、骨頭が壊死してしまう原因は不明の病気です。

遺伝が関連している可能性があり、足を引きずるなどの症状が見られます。
その他の症状としては、食欲の低下や股関節部分を触られるのを嫌がるなどがあります。

症状が軽い場合は運動制限や鎮痛剤の投与などの内科的治療を行いますが、症状を一時的に抑えても病気自体の進行は止まらない為、最終的には外科手術が必要となります。
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白内障

白内障とは、水晶体の一部や全体が白く濁ってしまう高齢の犬によくみられる病気です。

症状が進行すると目が見えない為に物にぶつかったりしてしまう事があります。

早い段階で治療を開始する事で点眼薬や内服薬によって進行を抑える事が出来ますが、完治する事は望めません。

まとめ

ジャック・ラッセル・テリアの魅力は伝わりましたでしょうか?

元々キツネ猟を行う猟犬だった為、その見た目とは裏腹に運動能力が高く、時には気の強い一面も見せる事がある犬種ですが、飼い主様には忠実な犬種なのでしっかりと子犬の頃からのしつけを行えば一緒に遊ぶことも楽しいでしょう。

狩猟犬という特性上、動くものには敏感に反応し追いかけようとしてしまいますのでしっかりとコントロールできるように「マテ」のトレーニングも重要になる犬種です。

また、エネルギー溢れる犬種ですのでしっかりと運動させたり、一緒にコミュニケーションを取れるご家庭にはむいていますが、逆に中々一緒にコミュニケーションを取る時間がない飼い主様にはあまりむきません。

ジャック・ラッセル・テリアを家族に迎え入れる事を検討されている方は以上の点も踏まえて考えましょう。

(コラム:現役ドックトレーナー ヤマさん)

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