マルチーズは純白の被毛が魅力的!世界最古の愛玩犬マルチーズの飼い方


日本でも人気犬種の一つとして有名なマルチーズですが、皆さんはマルチーズの事をどのくらい知っていますか?

マルチーズと言えば真っ白で絹の様な美しい被毛が特徴ですが、実はもっとすごい特徴があるのです。

今回はマルチーズの飼育に関するアドバイスはもちろん。マルチーズの起源などの情報も盛りだくさんです。これからマルチーズを迎え入れる事を検討している方はもちろんですが、すでに飼育している飼い主様にも参考になりますので是非ご覧ください。

マルチーズの特徴

マルチーズの起源

マルチーズの歴史はとっても古く、紀元前1500年頃にフェニキア(古代の地中海東岸の地域名)に住む水夫たちが地中海のマルタ島に持ち込んだ犬が最初だと言われています。

マルチーズと言えば絹の様な真っ白な被毛が特徴的ですが、実は当時のマルチーズはホワイト以外の毛色も存在していたのです。

マルチーズの名前の由来は原産地である「マルタ島」からとったものという位なのですが、なんと現在マルタ島でマルチーズを見る事は珍しい程少ないそうです。

日本には1855年頃に輸入され、1970年代前半までの高度成長期がマルチーズ最大のブームでした。
高度成長期にはポメラニアン、ヨークシャーテリアと並んで座敷犬御三家とも言われるほどの人気犬種だったのです。

マルチーズの体型

マルチーズは体高よりも体長が長く、どちらかというと細長い体型で、垂れ耳なのが特徴です。

JKCが定めるマルチーズの体重はオス、メス共に3.2kg以下とされていて理想体重が2.5kgと、とても小柄な犬種になります。

マルチーズの被毛

マルチーズは、一見すると抜け毛が多そうに見えますが実は比較的抜け毛が少ない犬種であると言えます。

その理由は下毛のない、シングルコートという毛質の為で生え変わりがない為に体臭もほとんどありません。
ただしどこまでも伸び続ける毛質のため毛玉はできやすいと言えます。

マルチーズの毛色は「白」のみとされており、その他の色は認められていません。
淡いタンや、レモン色のカラーが出る事は仕方のない事だとはされていますが出ないに越したことはありません。

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マルチーズの性格

可愛らしい容姿からも長い間人々の間で「抱き犬」として愛されているマルチーズは他の小型犬種に比べ活発ではなく、落ち着いた印象があります。

イタズラをあまりしない犬種ともいえますので初めての方でも飼育しやすい犬種とも言えるでしょう。

基本的には穏やかで陽気な性格をしていますが、実は気が強い一面もあり大型犬にも向かっていく事もあるくらいです。
そして警戒心がとても強い犬種な為、番犬にも向いているでしょう。

マルチーズを迎え入れる前に

マルチーズは室内で飼育しましょう

はじめて犬を飼われるという方の中には、室内で飼った方がいいのか屋外で飼った方がいいのか悩まれる方もいると思います。

マルチーズは見ての通りとても小型な犬種で、温度変化にも弱いため必ず室内で飼育しましょう。

元々が愛玩犬として作出された犬種ですので屋外の環境に耐えられる体ではありません。
これから迎え入れるという方は必ず室内の環境を整えてからにしてください。

飼育するにあたり用意するもの

マルチーズをこれから迎え入れるにあたり必ず用意していただきたいものが、室内に設置する「ケージ」と動物病院に行く際やお出かけなどの移動時に便利な「クレート」です。

とても小型のマルチーズですからお家の中で自由に生活させたいという方も沢山いらっしゃると思いますが、まずは子犬のうちはしつけの観点からも「ケージ」内の生活をメインにしてあげましょう。

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もう1点用意していただきたいのが「クレート」です。
クレートは前述した通りお出かけの際に便利なグッズなのですが、実はクレートはしつけにとても役立つグッズにもなるのです。

「車での移動時は膝の上にのせて運転するからいい」という方もいらっしゃると思いますが、実は「膝の上にのせての運転は道路交通法違反」になりますので要注意です!

最適なフードの選び方

近年では選びきれないほどの様々なフードの種類がありますが、どんなフードでもいいというわけではありません。

迎え入れたばかりの子犬のうちはペットショップやブリーダーが与えていたのと同じフード」を1日3回程に分けて与えてほしいのですが、成長に伴い変えていく必要もあります。

選び方の基準ですが、マルチーズ特有の綺麗な被毛を維持するには、「グレインフリー」や「人口添加物不使用」のフードがオススメです。
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極端に安いフードを与える事で、毛づやが悪くなったり、涙やけが酷くなってしまう事もあります。
愛犬の健康を考えてフードは選びましょう。

オヤツは必要か?

オヤツについては賛否両論ありますが、適度な量であれば与える事は問題ありません。

しかし、近年食物アレルギーを持った個体も多くなってきているので、皮膚が赤くなったり痒がったりしている場合はオヤツを与える事は中止しましょう。

オヤツは上手に使っていく事で「しつけ」にもとても有効なので、体調に問題がない場合は用意してみると良いと思います。

オススメは細かくちぎる事が出来るタイプのオヤツです。



マルチーズのしつけのポイント

子犬の頃から体の隅々に触れるようになりましょう

気が強い性格を持っているマルチーズはその容姿からは想像できませんが、時に飼い主様にも牙をむいてしまう事もあります。
例えば多いのが、寝ている時に触ったり触られたくない気分の時に唸ったり噛んでしまったりしてしまう事です。

一度そのような行動が一度出てしまうと中々直す事が難しくなってしまいますので、必ず子犬の頃から慣らしておく必要があります。

具体的には子犬の頃から顔回りや口回りを触る事に慣れさせたり、膝の上で仰向け抱っこしてお腹をなでたりするなどして飼い主様に触られることに慣れさせましょう。

マッサージをするように優しく触ってあげる事がポイントです。

トイレのしつけは根気よく

犬を室内で飼育する上で必ず必要になるのが、トイレのトレーニングです。

トイレのトレーニングをする際はまずは沢山の成功を経験をさせてあげる事が必要になりますので、飼い主様が成功に導いてあげる必要があります。

その為にはまず「ケージ」を用意し、その中にトイレを設置してあげましょう。
そして出来るだけベッドや毛布などのトイレ以外の物は置かないようにしてください。
そうする事によりトイレ上で排便するきっかけが増えますので、あとは成功した時にご褒美をあげ褒めてあげるだけです。

決して失敗しても叱る事はしないようにしましょう。
叱られることにより飼い主様の目の前で排便する事に抵抗が出来、トイレの学習の妨げになってしまう場合があります。

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他の犬や家族以外の人に慣れさせましょう

マルチーズはとても警戒心が強い事から番犬にも向いている犬種だと言われますが、一方で他の犬や家族以外の人間に対して警戒心から攻撃的になってしまう事も少なくはありません。

そうさせない為には子犬の頃の「社会化」がとても重要で、とにかく沢山の犬や人と触れ合わせてあげましょう。
そうする事で少しずつ警戒心が解けて仲良くなれるようになります。

近年ではドッグランなどの施設が多くなってきたのでそういった場で沢山の経験をさせる事は良い事ですが、些細な事からトラウマが出来てしまう事もありますので心配な場合はしつけ教室などで定期的に開催されるパピーパーティーに参加してみましょう。

マルチーズとのコミュニケーション方法

上手なコミュニケーションの取り方

マルチーズとの上手なコミュニケーションの取り方ですが、多くの飼い主様は一方的にコミュニケーションを取ろうとして話しかける事をされますが、一方的に話しかけられるだけでは上手にコミュニケーションをとる事はできません。

例えば「オスワリ」がしっかりと出来る事もコミュニケーションの一つで、「オスワリ」の指示に従った事で明確なご褒美があればコミュニケーションが成立します。

ですから多くの指示(コマンド)を教えてあげる事が必要になってきます。

芸を教えてみましょう

日常に必要な指示(コマンド)以外の「芸」を教えてあげる事で愛犬とのコミュニケーションは一段と良くなります。

例えば「オスワリ」や「おかわり」も立派な芸ですが、その場でくるりと回る「おまわり」などを教えてもいいでしょう。

できるだけ沢山の芸を教えてあげる事で飼い主様と愛犬の絆を深める事にもつながります。

上手な遊び方

遊び方を少し工夫する事もオススメです。

ボール投げやロープの引っ張りっこも少し工夫してあげるだけで愛犬はもっとイキイキ遊ぶようになります。

例えばロープの引っ張りっこの場合ですと、ただ単に引っ張り合うのではなく「出して」と言いながら飼い主様がロープを取ってみたり、逆にわざと負けたふりをして愛犬にロープをあげてもいいでしょう。

こうして遊びにもメリハリを持つことで今まで以上に愛犬との距離が縮まるでしょう。

マルチーズのお手入れ方法

マルチーズのシャンプー

マルチーズは抜け毛が少なく体臭も比較的少ない犬種ですが、清潔を保つためにも定期的なシャンプーをオススメします。

目安は2~3週間に1度ですが、ワクチン接種後や投薬後はシャンプーを控えた方がいい場合もありますので、その場合は獣医師に相談の上判断しましょう。

定期的なシャンプーは皮膚の健康維持にもつながりますのでとても大事なお手入れの一つです。
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マルチーズのブラッシング

シングルコートの為、他の犬種に比べ抜け毛が少ないですが毛が長く伸びる犬種なので毛玉がすぐにできてしまいます。
それを予防するためにブラッシングは毎日行ってあげる必要があります。

毎日欠かさずブラッシングする事で皮膚の健康維持に繋がります。

トリミングサロンに定期的に通いましょう

被毛のお手入れはもちろんですが、トリミングサロンでは爪切りや肛門腺絞りなどお家では中々難しいお手入れをすべて行ってもらう事が出来ます。

また、定期的に通う事で愛犬の変化に気づいてもらいやすくなりますのでケガや病気などにいち早く気付いてもらえる事もあります。

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マルチーズが気をつけたい病気やケガ

歯周病

歯周病になると本来ピンク色をした歯肉が炎症を起こして赤くなってしまい、症状が進むと口の中が出血したり、口臭がひどくなったりします。

食べ物を口に入れる事が億劫になってしまい、食欲が低下してしまう事もあります。

歯周病が進行すると、細菌が血流にのって心臓や腎臓、肝臓などにたどり着き、内臓疾患を併発する事があります。
毎日の歯磨きが予防になります。

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緑内障

緑内障には急性緑内障と慢性緑内障があり、急性緑内障では急激な眼圧の上昇により眼に強い充血がみられ、瞳孔が開いたままになったり眼が青灰色に見えたりします。

強い痛みにより、まぶたが痙攣したり涙を流したり、頭を触られることを嫌がったりします。また、嘔吐や食欲低下などが見られるときもあります。

早急に治療しなければ視力を失ってしまう恐れがありますので、少しでも気になったらすぐに獣医師に相談しましょう。
具体的な予防方法はありません。

外耳炎

耳の中で細菌が繁殖して炎症してしまう病気で、マルチーズの様に耳が垂れている犬種に特に多くみられる病気です。特に夏場は耳の中が蒸れやすいので特に注意が必要です。

こまめに耳掃除をしてあげる事が予防になるので日頃から耳掃除をしてあげましょう。

耳をかゆがる場合や、耳の中が臭い場合はすぐに獣医師に相談してください。

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まとめ

世界最古の愛玩犬、マルチーズはその可愛らしい容姿から今も昔も変わらぬ人気を誇っていますが一方でその容姿からは想像がつかないほどの気の強さを持っている犬種で、そのギャップに惹かれるファンも少なくありません。

しかし、気の強さから攻撃的になってしまう事もある犬種な為に子犬の頃からのしっかりとしたしつけが絶対に必要になります。

子犬の頃にしっかりと社会化が出来るかどうかが成犬になった際の性格を左右すると言っても過言ではないのでしっかりと「社会化トレーニング」を行ってあげましょう。

また、年齢と共に気をつけたい病気もありますのでその点もしっかりと観察してあげる必要があります。

マルチーズの特性をしっかりと理解したうえでしつけを行えば必ず良き家族になってくれる犬種ですので、これから迎え入れる事を考えている方には是非オススメします。

(コラム:現役ドックトレーナー ヤマさん)

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