犬の病気 ~それぞれのライフステージにかかりやすい病気~

愛犬が病気になる事は、飼い主や家族としては回避したいものですね。また、それぞれのライフステージによってかかりやすい病気が変わります。更に、犬種によっても、体格の違いや性別の違いによっても変わってきます。

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今回はそれぞれのライフステージによってかかりやすい病気と病気を早期発見する為に日頃からできるチェックポイントを紹介したいと思います。

犬の病気の分類

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一概に病気といっても、その病気は大きく分けて2つに分類されます。

生まれた際にはすでに病気になっている先天性と何らかの原因によって病気になる後天性があります。また、後天性には遺伝的要因が原因となって病気になる遺伝性の病気があります。遺伝性の場合や先天性の場合は、他の病気とは違い、予防する事は難しいといえます。

仔犬の頃にかかりやすい病気

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仔犬の頃は、成犬よりも免疫力が弱いために病気にかかりやすい時期です。仔犬の頃にかかりやすい病気としては、ケンネルコフ・パルボウイルス感染症・ジステンパー・回虫症・鉤虫症などがあります。

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その中で最も気にしなければいけない病気はジステンパーです。
ジステンパーは、ウイルス性の感染症で狂犬病に次ぐ致死率が高く、その致死率が90%といわれ、危険度が高い病気ですが、ワクチンがあるのでワクチン接種をする事で予防する事はできます。また、ケンネルコフやパルボウイルス感染症などの感染症もワクチンによって予防する事はできます。

症状としては、目ヤニや鼻水、40度前後の高熱、食欲不振、元気消失、咳やくしゃみ、嘔吐や下痢などが発現します。

成犬のときにかかりやすい病気

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成犬は、仔犬とは違い抵抗力があるので健康的にすれば感染症などにはかかりにくいですが、飼育し方などによって病気にかかってしまう事があります。

成犬の頃にかかりやすい病気としては、歯周病、糖尿病、慢性腎不全、前立腺肥大、子宮内膜炎、椎間板ヘルニア、外耳炎、腫瘍、子宮蓄膿症などがあります。どの疾患も重要度が高い病気ですが、特に注意がいるのは椎間板ヘルニアです。

椎間板に変性が生じ、内容物が突出する事で脊髄を傷つけ、様々な神経症状が引き起こされます。傷つく椎間板の場所によって症状は変わりますが、運動失調や麻痺が起こり、悪化すると自力で起き上がれなくなり、トイレもできなくなる事が多い傾向にあります。

老犬の頃にかかりやすい病気

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老犬の頃は、免疫力が低下するので仔犬の頃と同じように病気にかかりやすくなります。また、体力も落ちてくるのでより病気にかかりやすいといえます。

老犬の頃にかかりやすい病気としては、気管支炎、肺炎、心不全、白血病、尿毒症、白内障、緑内障、認知症などがあります。

愛犬が病気かどうかのチェック項目

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病気かどうかのチェック項目としては、目・耳・口・鼻・皮膚などがあります。
目としては、イキイキしているかどうかをチェックします。また、目脂や涙がないかどうか、充血していないかどうかもチェックします。

耳は匂いや痒みがないかどうか、頭を振ったりしていないかどうかをチェックします。特に耳が垂れている犬は汚れや細菌が溜まりやすいので、頻繁に耳掃除をするようにしましょう。

口は、匂いや歯肉の状態をチェックするだけでなく、歯石や歯垢の有無についてもチェックします。また、鼻は鼻水が出ているかどうかをチェックしましょう。

皮膚は毛並みや抜け毛の有無をチェックしますが、犬をマッサージをする事でできものがないかもチェックします。その他にも食欲の有無、排泄や歩行の状態、体型の変化や呼吸の状態など、常日頃からの様子と違う点がないかどうかをチェックします。

まとめ

1. 病気の分類は、予防ができる病気と予防する事ができない、難しい病気に分類する事ができます。

2. 仔犬の頃にかかりやすい病気は、免疫力がないためにかかりやすい病気が多いといえます。

3. 成犬の頃にかかりやすい病気は、それまでの飼い方などが原因となる事が多いといえます。

4. 老犬の頃にかかりやすい病気は、免疫力と体力が低下しているので、病気にかかると命の危険性も高くなります。

5. 病気にかかったかどうかのチェック項目は、常日頃から犬の様子を注意深く観察しておけば、気づくものが多くあります。

病気から犬を守る為には、犬がどういった病気になりやすいかを理解して、予防ができる病気の場合には可能な限り予防を行うようにしましょう。
また、病気にかかったとしても早期に発見し、治療を行えば、犬の体の負担も軽く、経済的にも助かります。そのためには、常日頃からのチェックが大切となります。

(コラム:ペット専門家 クロさん)