犬のストレス ~犬がストレスを感じるものとストレス対策~

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人がそうであるように犬にもストレスというものは存在します。

また、人ではそうでもない事が犬によってはストレスになっている事もあります。更に、犬の性格によってもストレスと感じてしまう事があります。

今回は、犬のストレスとその対策について紹介していきたいと思います。

ストレス

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ストレスとは、人でもそうですが、一般的には体のバランスを乱すような内的・外的刺激の事で、痛いや寒い、暑い、退屈、煩わしいなど様々な事がストレスとなり得ます

また、これらのストレスに対する反応をストレス反応と呼び、現在では詳細に研究が行われています。

動物に認められるストレスの分類

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動物がストレスを感じている時のサインとしては、葛藤行動異常行動があるといわれます。

葛藤行動

葛藤行動は、ストレスが解消されずに、不快感や欲求不満が蓄積された時に見せる行動で、幾つかに分類されます。

2つの拮抗する欲求がぶつかり合った結果、2つの欲求とは全く違う行動をするのが転移行動で、嫌な事による精神的な興奮を鎮める目的があるといわれています。

また、八つ当たり的な行動である転嫁行動をする事もあります。更に、何もない場所で行う新空行動もする事もあります。これは、穴が掘れないのに、穴を掘る行動をするといった行動です。

異常行動

異常行動は、葛藤行動でもストレスが取り除かれずに長期化してしまった際に表れる行動で、はた目には病的な行動とも取れる行動をします。また、異常行動も葛藤行動同様に幾つかに分類されます。

同じ行動を繰り返す常同行動、これは動物園などで織の中の動物が同じ場所をグルグルしたりといった行動が知られています。犬の場合では、肢先などの同じ場所を舐めたりします。

また、何らかの刺激に対して過剰に反応したり、逆に反応を全くしないといった異常反応も異常行動に分類されます。さらに、オスが生殖行動ができなくなったり、メスがネグレクトをしたり、仔犬を食べてしまったりする異常生殖行動をとる場合もあります。

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犬で認められる傾向多いストレスのサイン

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犬で多いストレスのサインとしては、無駄吠え、クンクン鳴き、 1ヶ所を舐め続ける、自分の尻尾を追いかける、同じ場所を延々と行ったり来たりするなどです。

これらが現れた場合にはストレスを犬が感じていると考えられるので、ストレスの対象を特定して取り除くようにしましょう。ストレスとなる対象を取り除ければ、こういった行動は減少します。

犬がストレスとなるもの

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犬がストレスを感じるものとしては、キラキラと光るものやひらひらと動くもの、揺れるもの、突然の物音、金属音、甲高い音、空気が抜ける音などが知られています。

また、あまり社交性が高くない、人見知りが激しい犬にとっては知らない人が多くいる環境もストレスとなります。更に、留守番や運動不足、十分な食餌がない場合も十分ストレスとなります。

犬がストレスを感じた場合の対策

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犬がストレスを感じて、葛藤行動や異常行動を表している場合には、どんなことがストレスになっているかを特定して、そのストレスの対象を排除できるものは排除するようにします。

ただ、突然の物音などのどうしても排除できないものの場合には、極力少なくしながら、慣らしていくようにします。

また、犬を家に迎えた時からその犬がどういった事がストレスを感じるかを観察しながら、排除できるものは排除し、慣らせるものは慣らしていくようにします。

まとめ

1. ストレスは、犬の性格や性質によっても変わってくるので、どんなことがストレスになるかを観察する事が大切です。

2. 動物に認められるストレスの分類は、葛藤行動や異常行動の全てが現れる可能性は低いですが、ストレスを感じると、どういった行動をするのかを理解しておくようにします。

3. 犬で認められる傾向の多いストレスのサインは、一見すると見落としやすいものもあるので、常に犬に異常がないかをよく観察する事が大切です。

4. 犬がストレスとなるものは、日常の生活の中にあるものなので、人である我々にはわかりにくいものもありますが、犬にとってストレスとなるものはある程度は排除するようにしましょう。

5. 犬がストレスを感じた場合の対策は、ストレスとなるものの排除以外にはありません。ただ、慣れるものは慣らすようにする事も大切です。

犬のストレスは、人にとってはストレスにならないものもあるので、理解しにくいものではありますが、家族である犬にとってはストレスを感じるものである以上はできる限り排除するようにします。

また、ストレスを感じたままの生活は非常に苦しいものです。そういった意味でもストレスの対象を排除してあげる事は、犬との共生の中では大切な事といえます。

(コラム:ペット専門家 クロさん)

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